ノロウィルスはサポと同じカリシウィルス科の属名で、一昔前は「お腹の風邪」であった。比較的新しく認知されたウィルス。
感染の経路は「人→人」の他に、「人→川→海産物→人」の循環。人が出したウィスルが人に戻ってくるという・・・。
牡蠣でいうと、人がたくさんいる川の流域のものは汚染される。人の腸管の中で増え、牡蠣の中や海水中で増殖することはない(人がいないところには存在できない)。
感染すると1~2日の潜伏期間の後、発症。腹痛・頭痛・発熱・悪寒・筋痛・咽頭痛・倦怠感・・・。特別な治療なしで回復するが、その後1週間程度は便中にウィルスが排出されるので2次感染の予防が大切。
ウィルスを含む牡蠣を安全に食べるには中心温度85~90℃で90秒以上の加熱が望ましいとされているが、牡蠣こんなに加熱するとね・・・。
ノロを含む食品を切った包丁やまな板から生食用の食材へ汚染が広がることも。なので僕らは最初からノロの入っていない牡蠣を選んで調理することを推奨している。加熱用の牡蠣、カキフライや蒸牡蠣の加熱が不十分で感染するケースが多い。
今年も去年と同様でGⅡ型のノロが流行しているよう。12月中旬がピークだから2次感染には十分に注意!!
ちなみにノロはエンベロープを持たないのでアルコール消毒では失活しない。
手洗いはたくさんの水でウィルスを流し落とすようにあらってね。
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Anonymous (火曜日, 08 12月 2015 00:35)
ノロウィスルなんて言葉初めて知りました
みむ (火曜日, 08 12月 2015 17:15)
あ。