毎年ライターさんが間違えた牡蠣の情報を流してしまうので、読者は混乱してしまいますね...
もちろん悪気がないのは分かっているし、牡蠣は難しいのである程度は仕方がないかなとも思うんですが。
「河口付近が、沿岸部が...」というのは瀬戸内海、とくに広島だけです。大都会なので川からe-coliが出ることが多いのです。
都市部の河口付近の海域の牡蠣はそのまま食べると食中毒になってしまう可能性が高く、広島県は消費者の安全を守るために条例で「海域指定」をしたのです。
海域指定をしているのは広島県だけです。
このおかげで広島産の牡蠣を安心して牡蠣を食べられるようになりました。
生食用の基準は滅菌海水で減菌浄化しているかどうかではなく、微生物研で検査して、e-coliと一般生菌数の数が食中毒にならないとされる基準値以下であれば「生食用」として出荷されます。
基準値以上だと加熱用。
しっかり加熱して食べれば安全です。
ノロウィルスに関しては、法律での定めはないので自主検査です。
もしノロが怖いなら短い間隔で定期的に自主検査をしている生産者で、なおかつ過去にノロが出ていない海域の牡蠣を選ぶと安心できますね。
滅菌海水で減菌処理しなくて
海からあげたばかりであっても
e-coliや生菌数の数値が低く、ノロが入ってなければ
生のまま食べても食中毒にはならないということです。