ノロウィルスについて

二枚貝のリスクと言われるノロウィルス。きちんと知ることでリスクを回避して、安全な可能性が高い牡蠣を食べよう!!

どこからきた?

人に感染するノロウィルスは人の体内で増殖します。海の中や貝の中では増殖しないのです。「ノロウィルスはどこからきたのか」それは人の体内からきた、というのが答えです。

貝から感染する場合

ノロウィルスは現在の下水処理技術ではすべては不活化されません。川から海へ流れやがて貝が蓄積・濃縮してしまいます。生のまま食卓に並び、人が取り込むと感染し、爆発的に増殖して、またそれが川への流れていきます。

人から感染する場合

感染者から、ウイルスが調理器具やドアノブなどを介して、他の人に感染します。トイレの後の手洗いは2度でも十分ではなく、1人の感染者から他の人へ…、かなりの高確率で感染します。



感染したら

経口摂取して36~72時間の潜伏期間後に症状が表れます。腹痛・下痢・嘔吐や微熱といった症状が3日ほど続きおさまります。

だいじょうぶです。人によっては辛い症状がでますが、体力のある健康な人は、水分補給をして安静にしていれば死ぬことはありません。

人にうつさないように

感染者の排泄物1gに1億~10億個のノロウィルスが潜んでいます。トイレットぺーパーを20枚重ねても手指に付着することが確認されています。

絶対に他人に調理をしない、いっしょに食事をすることも避けたいですね…

吐しゃ物の処理は熱湯処理をしてください。

牡蠣の場合

ノロウィルスの検査をしていることを確認し、「検出されず」の結果がわかるもの、または、牡蠣の専門知識があるお店で食事をしましょう。

不安なときは一言、「検査票確認できますか?」と声をかけてください。

加熱用牡蠣を使用するときは「中心温度90度、90秒以上」です。