厚岸湖は2万年前にでき、牡蠣は4千年前に発生。
湿地帯を別寒辺牛川からの水流が厚岸湖を潤している。
明治時代から大正時代にかけて、地撒き式の牡蠣をとりすぎて、自然発生が見られなくなるほど、牡蠣が減った。
宮城県やサロマ湖の牡蠣を移植にチャレンジしたが、成功したのは後の昭和10年代。昭和20年代には500tの剥き身を生産するに至った。しかしずっと順調にはいかないのが世の常。昭和の後半になると生産量が20tまで落ち込む。58年59年に地撒き式の養殖場で大量斃死が起き、牡蠣島(写真)は天然発生するアサリの養殖場に転換された。
60年代からは現在の垂下式養殖がはじまった。
平成に入り、広島やオーストラリアでの技術研修を経て、平成11年には種苗センターでの種苗生産が開始された。
それまで宮城の種を運んできて畜養し出荷していたのだが、この種苗は厚岸湖の原種からとったものである。厚岸湖の固有種ということで地元でも愛されているのがシングルシードの「かきえもん」である。ただし、種苗の値段が高いことや、生存率があまり高くないことが問題である。
う・ま・い・Yo!!
まるえもん、ながえもんは宮城種の牡蠣。こちらもうまいよ。両方とも食べてみてね。
念願の厚岸!!
釧路タンチョウ空港から電車に乗って釧路に。そっからさらに根室本線でのんびり電車の旅。ずっと寝てたから一瞬でついたけどね。厚岸湾のお隣、115軒の生産者がいる厚岸湖。その中でも特においしい牡蠣をつくるカリスマ生産者のもとへ。
ちょっと寄り道。なんかいい感じの倉庫街があったんだよ。監禁とかされるならこんなとこがいいなぁ、雰囲気でるぅ~
この先に魚貝の直売所があるんだけど、見事に店休日だったよ。
ここが、カリスマのとこ。生産者によって味が違うことはもう皆さまご存知の通り。牡蠣島で採れる厚岸アサリもおいしいのよ。菌が少ないので生でも食べられるぞ。
厚岸はアイヌ語でアツニケイシ、牡蠣の漁場を意味する言葉なのだ。もうそこらへん牡蠣殻だらけなのよ。水の味は、塩分濃度が低く、汽水。
あ、厚岸湾の海水が入ってくるからね、だから塩水なの。
帽子の人は鹿児島からきたっていってました。釧路と言えば「つぶ貝」。青ツブかな?夜にいっしょにつぶ貝を食べて仲良くなったよ。鹿児島は天文館の雫流ってお店でおいしい牡蠣が食べられまっする。Yuさんには口が悪いと注意されまぴた。
厚岸湖の潮汐は1mくらいで比較的おだやか。潮目がはっきりみえる!
これが湿原を流れる別寒辺牛川。まわりに人が住んでいないからノロは出にくいだろうね。ここの湿原は泥炭地。酸素が少ないのでコケなどの枯死体が分解されずに堆積してできるのよ。
今回、自分の写真が1枚もないぜ。厚岸はいいところだったなぁ。ウニの完全養殖もすごかったし。じゃあまたね~
ノロッコ号・・・