前日の大雨がウソのように晴れたよ。わーい。
広島駅から来たんだけど、ほんと、どうやって行けばいいかわからないとこなのよ、ここ。
ようやくたどり着いた、広島の牡蠣の楽園、大崎上島。
塩田跡地に地下海水を入れて、牡蠣を養殖している、なんだかフランスのような生産者のところへ55GO!!
塩田に浮かぶカゴ。
塩分濃度は2%台。山からの真水が湧いているのでかなり低い。珪藻がたくさん湧くようで、牡蠣にとってはかなりいい環境だ。片方の池は透明度が高く、栄養が少ないようだったけど、もう一個は緑に濁っていてプランクトンが多いのが確認できた。冬になると塩田の汽水独特のプランクトンで牡蠣の鰓が緑に染まるみたい。ヴェルト・ド・クレールだね。
味は塩田独特の臭みがほぼないアレ、見た目のインパクトは大。早く食べたい。1月くらいからで、プランクトンがフランスとおなじだったら、ナビクラだね。
これだよね。きれいな秘密は。手前のポンプからは豊富な地下海水が。DO値は少ないものの、植物プランクトンが池内で増やしているし、入水がブロワー代わりにもなっていそうだ。菌はゼロ。口に含んでみるとかなりしょっぱい。んー、3.5%くらいはありそうだよ。ちょっと苦みと渋みを感じたのは、何かの金属塩だとおもうけど、何かな?硫酸塩かアンモニウム塩か、成分調査をしたいところだよね。
種苗生産を自社で。さらにフラプシーを見事に使いこなしていらっしゃる!他の地では、とりあえず与えられたフラプシーを訳も分からず使っているところも見ていたので感動した。これは実験と研究の賜物だよね。さすがだ。生存率は聞いたら驚くよ、教えてあげないけど。
成熟した卵と精子を使うことで、発生からD型幼生になる確率が上がるのはいまや常識だけど、3cmまでが難しいんだよね。
三倍体の牡蠣をいただきました。水深が浅いから夏は温度が上がりやすく、二倍体が産卵後に夏を超すのは厳しいみたいだね。
身質は歯ごたえがよくてコリコリ、アミノ酸の甘味は少なくてアッサリ系の牡蠣(時期で変わっていくと思う)。白ワインですな、これは。はやく皆さんにもお届けしたい。ショップでの産直ページも開設予定。
今回は天気もよくって気持ちよかった!!
帰りは車で駅まで送ってもらっちゃったぜ。そしてこの日は神戸へ・・・。実家のイヌヒコも元気でした。
じゃあ、まったねー。
KakiMeister Daisuke-Kun